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レポート 印刷を制御するプロパティ [レポート]

 タイトルがなんかざっくりですみません。
 ACCESSのレポートは、簡単な設定で帳票が作成できる便利な物なんですが、基本的な印刷方法から外れた帳票を作成しようとするとちょっと工夫が必要です。
 そう言う場合に、知っておくと便利なプロパティが3つあります。

○MoveLayoutプロパティ
 Trueの場合は、通常通り、そのセクションが印刷されて、その分だけ次の印刷位置が移動します。
 Falseに設定した場合、そのセクションが印刷されたあと、次の印刷内容が、また先ほどの印刷開始位置と同じ位置から印刷されます。
 上から重ねて印刷されるような感じになります。
 例えば、グループヘッダーを、ページの左よりに印刷されるようにレイアウトして、明細をページの右よりにレイアウトすると、グループヘッダーと明細が並んだ形で印刷できます。

 多少、例が強引ですが、こんな感じの事ができます。
 この場合、左のヘッダーの高さ分ほど、明細行が印刷されないと、次のグループの印刷がさらに重なってしまうので、その場合は、明細の空打ちが必要になります。
 その辺は、続きを参照してください。

○NextRecordプロパティ
 通常Trueに設定されていて、詳細セクションが印刷されると、印刷データが次のレコードに変わって、次の詳細セクションなどが印刷されます。
 Falseに設定すると、現在のレコードのまま、次の印刷処理へ進みます。
 現在のレコード位置のまま、好きなだけ詳細セクションを印刷することができます。

○PrintSectionプロパティ
 通常Trueに設定されていて、現在のセクションの印刷内容が印刷されます。
 Falseに設定すると、セクションの内容は印刷されませんが、印刷開始位置は、現在のセクション分ほど先に進みます。
 先ほどのNextRecordプロパティと組み合わせることで、いわゆる行の空打ちができます。

 これらのプロパティによる制御の組み合わせで、いろんなレポートが実現できると思います。


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