フォーム 単票フォームと帳票フォーム [フォーム]
ACCESSのフォームは、レコードソースと関連づけることで、データをフォーム上のコントロールに表示することができますが、表示の方式が2種類あります。
「単票フォーム」は、フォーム上に1レコードを表示します。
別のレコードに移動する場合は、画面下部分にある、黒い矢印をクリックすることで移動できます。
1レコードしか表示できませんが、1レコードの項目数が多い場合に適しています。例えば、「顧客マスタ」や「商品マスタ」など、いろいろな情報を持たせたいマスタは、項目が多くなります。
「帳票フォーム」は、複数のレコードを表示することができます。
縦方向にレコードが並んだ画面になります。テーブルを開いた時のような、データシートビューに似た画面を作ることができます。
データシートビューと違うのは、こちらはフォームなので、いろいろなコントロールを使用できます。ただし、サブフォームは使用できません。サブフォームは単票フォームでのみ使用できます。
データシートビューのような、Excelに近い操作性はありません。
表示対象のレコード数が多いときは、スクロールバーが表示され、スクロールさせる事ができます。たくさんのデータを一覧表示する画面を作れます。売上データ一覧画面とか。
これらの画面は、データを表示しているだけではなく、入力することでデータの変更、追加も可能です。しかしながら、ACCESSの使い方が分かっている人なら良いのですが、業務システムとしてお客さんにシステムとして提供する場合は、この簡易的なデータ入力方法では問題が多いです。
入力されたデータを元に、いろいろな処理が行われますので、処理に問題を起こすような内容が入力されていないかチェックする必要があります。
そう言う事情により、帳票フォームでデータ一覧画面(表示のみ)を作成することはあっても、単票フォームを使った入力画面を作ることは、(私は)ありません。
具体的な入力画面の作り方は、「データ登録フォーム」あたりをご覧下さい。
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